iPerf3のWindows版の使い方と評価
iPerf3のWindows版の使い方と評価
iPerf3は、ネットワークのパフォーマンスを測定するためのオープンソースのツールです。Windows、Linux、macOSなど、さまざまなプラットフォームで動作します。iPerf3は、ネットワークの帯域幅、遅延、ジッターを測定することができます。また、UDPとTCPの両方のパケットを送受信することができます。
iPerf3のWindows版の使い方
iPerf3のWindows版は、以下の手順でインストールすることができます。
1. iPerf3のウェブサイトからインストーラーをダウンロードします。
2. インストーラーを起動して、画面の指示に従ってインストールを行います。
3. インストールが完了したら、コマンドプロンプトを開きます。
4. iPerf3のコマンドを以下のように入力します。
“`
$ iperf3 -s
“`
5. これで、iPerf3がサーバーモードで起動します。
6. 別のコンピュータから、以下のようにiPerf3のコマンドを入力します。
“`
$ iperf3 -c 192.168.1.1
“`
7. これで、iPerf3がクライアントモードで起動し、指定したIPアドレスのサーバーに接続します。
8. iPerf3は、ネットワークのパフォーマンスを測定し、結果をコンソールに出力します。
iPerf3の測定結果の見方
iPerf3の測定結果は、以下のような形式で出力されます。
“`
[ID] Interval Transfer Bandwidth Retr Cwnd RTT RTTvar Loss% Available
[ 3] 0.0-10.0 sec 165 MBytes 14.1 Mbits/sec 0 256 KBytes 7.01 ms 0.08 ms 0.0% 16.4 Mbits/sec
“`
ID: 測定結果のIDです。
Interval: 測定期間です。
Transfer: 転送されたデータ量です。
Bandwidth: 帯域幅です。
Retr: 再送されたパケット数です。
Cwnd: コングestion Windowのサイズです。
RTT: Round Trip Timeです。
RTTvar: Round Trip Timeのばらつきです。
Loss: 損失したパケットの割合です。
Available: 利用可能な帯域幅です。
iPerf3のオプション
iPerf3には、さまざまなオプションがあります。主なオプションを以下に示します。
-s: サーバーモードで起動します。
-c: クライアントモードで起動します。
-p: サーバーのポート番号を指定します。
-i: 測定間隔を指定します。
-t: 測定時間を指定します。
-u: UDPパケットを送受信します。
-b: TCPパケットを送受信します。
iPerf3の応用例
iPerf3は、ネットワークのパフォーマンスを評価するために使用することができます。また、ネットワークのトラブルシューティングにも使用することができます。
iPerf3の注意点
iPerf3は、ネットワークのパフォーマンスを測定するツールです。実際のアプリケーションのパフォーマンスを測定するためには、iPerf3以外のツールを使用する必要があります。
よく寄せられる質問
iPerf3のダウンロードとインストール方法を教えてください。
iPerf3のダウンロードとインストール方法は、以下の手順を参考にしてください。
1. iPerf3のウェブサイトにアクセスします。
2. ダウンロードページに移動します。
3. お使いのオペレーティングシステムに対応するインストーラをダウンロードします。
4. ダウンロードしたインストーラを実行します。
5. 画面の指示に従ってインストールを行います。
iPerf3をサーバーモードで起動する方法を教えてください。
iPerf3をサーバーモードで起動するには、以下の手順を参考にしてください。
1. コマンドプロンプトを開きます。
2. iPerf3のコマンドを以下のように入力します。
“`
$ iperf3 -s
“`
3. これで、iPerf3がサーバーモードで起動します。
iPerf3をクライアントモードで起動する方法を教えてください。
iPerf3をクライアントモードで起動するには、以下の手順を参考にしてください。
1. コマンドプロンプトを開きます。
2. iPerf3のコマンドを以下のように入力します。
“`
$ iperf3 -c 192.168.1.1
“`
3. これで、iPerf3がクライアントモードで起動し、指定したIPアドレスのサーバーに接続します。
iPerf3の測定結果の見方を教えてください。
iPerf3の測定結果は、以下のような形式で出力されます。
“`
[ID] Interval Transfer Bandwidth Retr Cwnd RTT RTTvar Loss% Available
[ 3] 0.0-10.0 sec 165 MBytes 14.1 Mbits/sec 0 256 KBytes 7.01 ms 0.08 ms 0.0% 16.4 Mbits/sec
“`
ID: 測定結果のIDです。
Interval: 測定期間です。
Transfer: 転送されたデータ量です。
Bandwidth: 帯域幅です。
Retr: 再送されたパケット数です。
Cwnd: コングestion Windowのサイズです。
RTT: Round Trip Timeです。
RTTvar: Round Trip Timeのばらつきです。
Loss: 損失したパケットの割合です。
Available: 利用可能な帯域幅です。